富山県視察 〜土遊野 その2〜
スーパーでお手頃価格で手に入る卵を産んでくれている鶏は
A4サイズに2羽、という環境で
飼育されているそうです。
こちらの鶏さんは、広々とした鶏舎での平飼い。
卵は1日1個、自分で産みに来るそうです。
産みたてでまだ温かい卵も触らせていただきました。
ストレスフリーで育てられた
上質な鶏は、レストランからの
お声も多くかかるそう。
シェフの要望を受けて
最適な時期、状態のものを
出荷されるそうです。
富山の人気フレンチレストランも
土遊野さんから仕入れてるとのこと。
鶏舎の隣に、酸っぱい匂いのする部屋がありました。
何かと思ったら、エサの部屋。
このエサが
有畜複合循環型農業を表しています。
通常の鶏のエサはとうもろこしをはじめとして輸入ものがメイン。
その状況を打開すべく、米作りで出たもみ殻や、地元のパン粉工場から出たパンの耳、ニラなどの野菜クズ
など、地元で手に入るものをメインに配合し、発酵させて鶏のエサにしているそうです。
最初に感じたツンと酸っぱい匂いは
発酵臭だったのです。
ちなみに、ヒナのうちはこの発酵食でなく
玄米をあげているとのこと。
米食、発酵食育ちの鶏さんは
臭みが少なくさっぱりしているそう。
ちなみに、鶏のフンは
肥料として、農業に生かしています。
農業と養鶏、両方やるからこそ
余分な廃棄物を出さず、
循環していける。
SDGsという言葉が生まれるずっと前から
持続可能な事業を営まれていたのですね。
事業を始めたのは38年前のこと。
ご案内してくださった河上さんのご両親が、
関東からこちらに移り住んで始められたとのことです。
今ではいのちをいただくありがたさを
子どもたちに伝えていく活動もされていて、
体験型イベントも開催されているそうです。
ちなみに、養鶏場の奥にはかわゆいヤギさんも。
この子たちは食用でなく、
お乳を出してもらうそうです。
土遊野さんを出て、お昼は富山美術館へ。
美術館にふさわしく、
美しく独創性
美術館の目の前の川沿いにあるスタバは、
「世界一美しいスタバ」
に輝いたこともあるとか。
ゆっくりお茶する時間はありませんでしたが、
川を見ながらのんびりできるテラスは
気持ちよさそうでしたよ。
次立ち寄る機会があればのんびりしたいです。
午後も富山の魅力をたっぷり学んだのですが、
その内容はまた次の記事で。
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