子は親の背中を見て育つ
こんにちは。
大田区の家庭料理教室 Michiko’s Cooking
リトルコックこども料理教室
主宰の戸根みちこです。
悲しい出来事が立て続けに起こった2024年のお正月。
もやもやする気持ちと闘いながら不安を感じ、迷いながら生活を送っている人たちも多いのではないでしょうか。
それでも、過去の震災やコロナ禍を経て、辛い時を乗り切る底力がついた人も多いように感じます。
何が正解かはわからないけれど、私自身は、今できることをしっかりとやり、いざというときに後悔のないよう今年も突っ走っていきたいと思っています。
(被災地への寄付を、初めてYahoo!基金から行ってみました。
寄付のシステムが簡単になり、小さな一歩を踏み出しやすくなっていることに感謝します。)
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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去年は新たな取り組みとして、外国人向け料理教室と男性向け料理教室を開催しました。
定期的なレッスンではないので頻度としては低いですが、
今年も外国人向け料理教室、男性向け料理教室は継続して開催していく予定です。
今年最初のレッスンは、外国人向け料理教室。
ロシアから旅行に来ているファミリーがレッスンにお越しくださいました。
外国人向けレッスンは、和の空間が素敵な近所のレンタルスペースを使用して開催しています。
掘りごたつがあったりでそれだけで素敵なのですが、
オーナーの方が外国の方向けに素敵に和のものを飾りつけてくださり、より素敵な空間に。
今回お越しくださる方がファミリーで、
お子様の年齢が10歳と15歳だと伺ったとき、
「これはチャンス!!」
と思いました。
我が家の子どもたちは12歳と16歳。
同年代ではないですか。
しかも、子どもたちの冬休み期間のレッスン。
我が家の子どもたちを巻き込まない手はありません。
「アルバイトする?」
と声をかけると、2人ともノリノリ。
娘は塾の時間とかぶることもあり参加できませんでしたが、息子は最初から最後までレッスン補助をしつついらしたファミリーとの交流も楽しんでいました。
作ったものは、手打ちうどんやつゆ、ほうれん草のごま和え。
外国人向けレッスンの楽しさは、料理を通じて世界中の方々の文化や思考を知ることができるという点。
ロシアはSNS等規制が多いながらも、色々工夫して海外の情報を得ている様子であったり、
国内の教育事情や
お仕事事情など。
お話は尽きず、とても面白くて。
教育については、高1の娘さんがとてもしっかりしてらして、
大学の専攻をどうするか、そのためにどのようなことを今しているのか
といったことを本人の口からしっかり話してくれました。
「日本の教育はどうなってるの?」
と聞かれたこちらはしどろもどろ。
同じ学年の我が息子、正直そこまで考えられてないですもの。
さらに刺激を受けたのは、言語。
ロシアの方は、ヨーロッパ圏と違って綺麗な英語を話す人がそこまで多くない印象だったのですが(この認識自体が間違ってるかもしれませんが)、いらしたファミリーの英語はとにかく綺麗!
子どもたちは日本人と同様、学校教育で英語を学ぶわけですが、
高1の女の子の英語、完璧でした。
かたや、同じように学校で英語を学んできた息子は…。
今までは、
「AIが翻訳してくれる時代だから英語なんて真剣にやる必要はない!」
と言い張っていた息子ですが、
自分の母親が海外の人たちと楽しくやり取りしている場を目の当たりにし、
同じように英語を第二言語として学んでいるロシア人の子どもたちがきれいな英語をしゃべり、
自分はもっと話したいのにうまく入っていけない
という体験が、かなり刺激になったようです。
夜、父親に今日の出来事を報告していた息子。
「英語を話せるようになりたい。まずは直近の英検を受ける!」
と宣言していたそうな。
英語に関して積極性を見せるのはこれが初めての出来事。
親があーだこーだ言うよりも
学ぶことでどのようにいいことがあるのか、どのように楽しいのか、
そういった事実を背中で見せていくのが大切だと感じた出来事。
思えば、私の周りにいる素敵な子どもたちは
親がしっかり背中を見せて、頻繁にコミュニケーションをとっています。
今回お会いしたロシア人の子どもたちもしかり。
親は子どもに恥じないように歩んでいき、
背中で子どもを導けるくらいになるといいですよね。
難しいけど。
年始めの仕事は親子共に刺激があり、よい幕開けとなりました。
またチャンスがあったら手伝いに入りたい!とのことだったので
外国人向け料理教室の集客ももっと力を入れていかないと。
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